【高評価】「円熟した悪漢ぶり」 「メソポタミア」さんの「JT ルーツ アロマブラック」についてのクチコミ・評価

view   

総合評価 5

味5|見た目3|香り6|コク5|コスパ5

円熟した悪漢ぶり
不変だと思っていた我が相棒ルーツアロマブラックが、私を置いて進化してしまった。
やだー、やめてー、行かんといてー、との叫びも虚しく、ドン・コルレオーネを目指すが如き変化を遂げていた。

まずジャケットがギラギラしていない。
漆黒感をより漂わせ、今までファッションでアロマブラックを選んできた浅い輩を一蹴するかのような地味っぷり。
しかし、コーヒー豆と一筋だけ走る赤いラベルの組み合わせが、思わずコーヒーの実を連想させ、コアなコーヒー好きの目だけをパッと惹くようなジャケットだ。

変化は開封後すぐ現れる。
前ほど香らないのだ。
あれ?と思い、よくよく嗅ぐと、立ち上る香量が少ないだけで、内に莫大なものを秘めているのが分かった。

期待と不安を抱えながら一口。
味の深みが物凄い。
やや濃度も増している。
苦味もいくらか増しているのだが、それを越えて豆自体の甘さがググッと引き出されており、非常に円熟した分厚い味わいになっている。

何より変わったのがアロマの広がり方だ。
今までのものは、鼻腔にスカーンと通り抜けて空気中に広まっていくかのような印象だったのだが、この新作は、鼻の奥や喉や舌にズシンとアロマが鎮座するのだ。
抜けて広がって行かず、長く長く長く留まって自分に染み込んで来る。馴れた私ですらしつこく感じるほどだ。

そして味わいの円熟ぶりとアロマの重圧感を引き換えに、あの鋭利に澄み渡るキレを失ってしまった。
いや、前作がキレキレだっただけに並になったというべきか。

しかし退化ではないのだ。
明らかに一歩踏み出した変化であり、ブラックコーヒー界のドンになるべく動き始めたのだ。
勿論、前作を引き継ぐ進化であり、コアなファンを裏切るものではない。とはいえ、寂しさはどうしても拭えないのだが…。

さて、マイケルはコルレオーネになれるだろうか。
これからの変化が楽しみだ。

[Ads]

入手:購入品/コンビニ/セブンイレブン

食べた日:2014年4月

投稿日:2014/04/04

コメント一覧 (2件)

以前、「キツいから苦手」なんて軽々しく言ってしまい、アロマブラックのリピーターであるメソポタミアさんの気分を害してしまったのではないでしょうか?申し訳ありません…。
これ程までに愛飲して居られ、また良い意味で中毒性ある文面を記されるもぐナビユーザーさんが現れホッとしています。皆様の期待にぴったりとハマるコメントの方、今後ともよろしくお願いします。
とんでもありません、そういう正直な表現こそが大切だと思うのです。
意見や嗜好が人それぞれなのは当然で、違う事による衝突を恐れて意見を曲げたりする方が後々お互いを傷付けるのです。
さすがに存在を否定されたらムッとしますけど、好きも嫌いも認めた上で理解できれば良いのですから。

そういう私も数々の商品を叩いていますよ(笑)
勿論、そんな時はその商品を認めた上で悪役になる覚悟で書いていますし、メーカー側としたら悪い意見というのが最も参考になるはずなのです。

因みにアロマブラックスキーはなぜか他のアロマブラックスキーと気が合わない傾向にあるのですよ(笑)
アクが強いんですかねぇ。
だからアロマブラックスキーは嗜好に於いて常に孤独と隣り合わせだったりします(笑)

この商品の他のクチコミ

「コーヒー・カフェオレ」カテゴリの新発売

「コーヒー・カフェオレ」のランキング

おすすめランキング
サントリー クラフトボス ラテ
サントリー クラフトボス ラテ
4.6 117 146
森永 マウントレーニア カフェラッテ クリーミーラテ
森永 マウントレーニア カフェラッテ クリーミーラテ
5.3 62 52
セブン&アイ セブンプレミアム カフェラテ たっぷりミルク
セブン&アイ セブンプレミアム カフェラテ たっぷりミルク
4.7 3 10
食べたいランキング
コカ・コーラ ジョージア フルーティーカフェ
コカ・コーラ ジョージア フルーティーカフェ
6.0 2 31
サントリー クラフトボス ソイとエスプレッソ
サントリー クラフトボス ソイとエスプレッソ
4.2 10 42
セブン&アイ セブンプレミアム カフェラテ たっぷりミルク
セブン&アイ セブンプレミアム カフェラテ たっぷりミルク
4.7 3 10

特集