5
チョー個性的なカップ麺
今回いただくのは超有名な一蘭のとんこつラーメン。何年か前に店舗で食べたんよ。飲み会の後に〆で。九州出身の奴に連れられて。それまで皆で楽しくワイワイやってたのに、ひとりずつ狭い個室スペースに押し込まれたんよ。黙ーってラーメンと向き合ったんよ。酔い覚めたわいな。食べ終わって外に出たんやけど、連れの1人がなかなか出てきーへんのよ。怪しいと思ったらアイツこっそり替え玉しとったんよ。なんて余計なことばっか覚えてるわけ。でもコッテリ濃厚で美味しかったことも覚えてる。てなわけでシラフで味わってみたかったんやけど、なかなか店舗へ行く機会がなさそうやもんで、ここはひとつカップ麺をいただこうという運びなわけ。それにしてもコレ、高っかいわいな。税込490円。さすがに店舗のラーメンと比較にはならんけど、チルド麺と強豪する価格やね。フタを開けると小袋が3つ。粉末スープと液体スープと秘伝のタレ。出たよ、かやくゼロ!すんごいことになってきたよん。小袋にはABCって書いてあるんよ。英語の勉強?ちゃうねん。この順番で入れなはれってことでしょ。ぜーんぶ後入れ。熱湯を注いで4分。間髪いれずに投入。ちなみに秘伝とタレは辛いので好みで量を調整せよと注意書きがあるんよ。当然やけど1滴も残さずブッこんだわいな。さてさて実食しまひょ。まずはスープから。おーよどみのない乳白色。表面に浮いた脂が金色にキラキラと光ってて美しいやん。あれ?とんこつ臭くない。そうそう、この臭みのないスープが一蘭のウリなんやて。ズズズ... うーん濃厚。味はしっかり豚骨。匂いは臭くないのに味には豚骨っぽい臭みを感じる。不思議。そんでもってその味が「これでどうだ!」て主張してくるんよ。すんごいわ。そして麺。ストレートの細麺。コシが強い。そして驚いたことに時間が経ってものびにくいんよ。エースコックってこんなすごい麺を作るんやね。ビックリ。具材がないから以上なんやけど、例の秘伝のタレの件。たしかに辛いけど量が少ないからスープによく溶かせば薄まるっしょ。なので敢えて混ぜ混ぜせずにタレと麺を一緒にいただくんよ。するってえと辛味がガツンとくるわけ。一緒に食べなきゃ辛くない。変化がつけられるんよ。これなかなか楽しいじゃん。それにしてもこのカップ麺、スープといい麺といい具材のない構成といい、すんごく個性的だわいな。唯一無二やね。そういう意味ではチルド麺と勝負できる商品かもしれんね。ごちそうさまでした!