【高評価】「ほぼパーフェクト」 「メソポタミア」さんの「明治　ハレル　ロイヤルビター」についてのクチコミ・評価

ほぼパーフェクト
チョコレートは大人の嗜好品である事が、これを一口かじるだけで分かるだろう。
駄菓子の域は超えている。
香りも口溶けも文句の付けようがない。

ビターチョコは酸味を味わうようなものだが、当品の酸味はとても華やか。そしてその酸味を際立たせる甘味においては、脇役に徹するかのように控え目である。

ピーンと糸を張ったような鋭利さがありながら、不思議と穏やかになれる魔力も持ち合わせている。

しかしこの辺までは外国の板チョコを買えば同じ位のレベルのものが多数あったが、明治の実力とは口溶けなのである。

パリッとソリッドに割れるのに、口の中でみるみる角が丸くなってゆく。
油脂で補えないビターのはずが、トロリと滑らかでジューシーと言えるほどの口溶けを見せ付けられた。
これは外国産にも滅多にない。
これならショコラティエの一枚千円の板チョコを買わなくてもいいぞ。

しかし容器はダメ。
上蓋と下箱が別れているのは、ぶっちゃけ邪魔くさい。
運転中に蓋を取って中身を出して蓋を閉めて…なんて、やってられるか？
電車に乗りながら、サッと取り出せるか？
カバンにしまう時に当然バラけないか？

高級感も結構だが、利便性をもう少し考慮すべきだった。