【中評価】「絞ったそのまま、それがおいしさに繋がっていない」 「カクヘニソムス」さんの「ヒルラク　蒜山ジャージーヨーグルト」についてのクチコミ・評価

絞ったそのまま、それがおいしさに繋がっていない
クリームが浮いてくるような何も手を加えてない新鮮な牛乳、確かにそれはいいものです。でもだからといってそれをそのままヨーグルトにしておいしいか、というとそれはまた別の話。
分離して浮いてきたクリーム層は冷やされてねっとりを通り越してべっとりとした口当たり。さしずめ冷蔵庫から取り出してすぐのバターを舐めているようで、むやみと舌や唇がべとべとするばかりでコクを感じるというようなものではないです。
そしてクリーム分が抜けた牛乳を発酵させたならできるのは低脂肪のプレーンヨーグルト。ヨーグルト本来の味といえば確かにそうですが実にあっさりしたものです。何のために高脂肪のジャージー乳を使ってるのか全くわかりません。舌触りももろもろしていて、悪くはないとしても決していいとも言えないもの。
きちんとクリーム分を分散させてヨーグルトを作ったなら、しっかりコクも感じられておいしく食べられるうえ自然のままのほぼ無添加ヨーグルトとなっただろうに実にもったいない話です。

（追記）後日改めて購入し、開封前によく振って攪拌してみました。確かにクリームは混ざってある程度コクが出ましたが、やはり少々ざらつきや混ざりきらない粒を感じました。やはり分離しないように作ったほうがよいかと思います。当然といえば当然ですが、コクも別途生クリームなどを加えたものほどではない感じ。