【中評価】「油の多さに梅一粒では力不足」 「Mk3」さんの「日清食品　夏のラ王　鶏しお」についてのクチコミ・評価

油の多さに梅一粒では力不足
あっさり系という触れ込みの品ですが、驚いたことにかなりクドかったです、バランス悪く期待はずれ。
液体スープに驚くほど多量の油が入ってて、入れた途端すごく油臭い。

これを梅の強い味で中和し、コクがあってあっさりという方角を目指したんだと思いますが･･･丸ごと生梅だから味が広がり難くて効いてません。
手間かけて念入りに梅を崩すメンドクサイ手順を踏んでも、やはりスープの味はあまり変化しないので、拾って麺と一緒にしてマア何とか？といったところ。
生梅よりはむしろ、乾燥フレークなり梅肉ペースト等にすべきでした。でも「おお、本物の梅が一粒！」ていうイメージ優先しちゃったかな。

スープ飲んだ感じちゃんとダシは利いてるんですけど、麺を食べるとそれが殆ど感じません。ダシや塩気は普通にあっさり系でごく弱いので、強い油にかき消されています。むしろ押しの強い麺の小麦味がそれだけ感じるという有様。

前も書きましたが、ラ王の麺は性格上、押しの弱いスープと合わないんですね。そこを何とかしようという油押し×梅、だったんでしょうけど、失敗してます。
味付けに関わらず同じ麺で押す、という戦略に無理があるのでは。

具はチンゲン菜とほぐし鶏肉、これはそれなりの量があり本物らしくてうまかった。いつもラ王はチャーシューだけは豪華ながら、他に具がほぼ無いので妙なチープ感があるんですけど、そこは解消しています。
これで味が良ければ。