6 まろやかなスープ、全体に硬い極細麺
今まであった高級とんこつ製品とは、ちょっと方向性を変えてある印象でした。日清独自アレンジの変化球でいて、とんこつラーメンらしさを追及した製品です。
スープはあまりとんこつ臭が立っておらず、塩気も控えめ、脂もそれほど強くなく、しかしミルキーなコクが深くて、押しは強くないんだけど訴求力ある味でした。とんこつと言ったら臭いものとか、脂でこってり感を出していた製品とは方向性を変えていながら、とんこつラーメンらしい味わいはちゃんと出ています。
麺も独特で、白く極細な外観は従来通りながら、コシがしっかりしていて全体が硬い感じ。そして弾力はあまりないため粉っぽさと歯切れ良さが立っていて、結果的に博多麺の長所と同じとこへ帰結してるという。芯を残すような感じで硬麺にしているのと違い、硬さの感触が均一で、時間が経っても食感が劣化し難いのかな。
口に入れてゴワついた感じ、噛むとパラっと切れる感触がここちよい。