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さすがイタリア産
今夜はパスタを作ったんよ。みんな大好きナポリタン。ナポリタンって日本で生まれたメニューらしいやん。国産のパスタを使うところだろうけど、せっかくやから舶来品を使うことにしたんよ。ディチェコのスパゲッティーニNo.11。イタリア産やて。なんでイタリア語って最後を伸ばすんやろね。カルボナーラとかペペロンチーノとか。カンツォーネやオーソレミーヨも同じやん。テンション上がるからやろか。イタリア人って明るいもんね。実は初めて行った海外がイタリアなんよ。しかも仕事で。緊張したわいな。お土産を買いに店に行ってさ、値段を聞こうと思てさ、イタリア語の本を見ながら「クアント?」って言ったらさ、イタリア語で○○チーノ□□チーノ言われて意味不明なんよ。ポカーンとしとったら店員さんが「ゴヒャクエンデース」て言うたんよ。恥ずかしかった〜。それ以来、翻訳本には頼らんようになったわいな。やっぱね国は違えど同じ人間どうし、度胸さえありゃ身振り手振りで通じるもんなんよ。吹っ切れてからは外国人のトモダチたくさん出来たわいな。タクシーの運ちゃんと仲良しになったら裏道をすっ飛ばしてくれたし、ホテルのドアマンと仲良しになったらチェックインからチェックアウトまで手伝ってくれたんよ。まるで日本の田舎に行ったみたいやったわ〜。え?何の話?あーそうそう、明るいイタリア人ね。その明るいイタリアでパスタと並ぶ食材といえばオリーブとトマトっしょ。まずは具材をオリーブオイルで炒めてトマトソースを作りまひょ。んでもってパスタを茹でるわけ。指定の茹で時間は9分やけど、2分くらい早めにあげてソースと合体。混ぜ混ぜしてる間に丁度ええ塩梅になるんよ。インスタ見てるとワンパン調理が多いやね。ワテは器用じゃないもんでワンパンは苦手やけど、代わりにワンプレートにしてみたわいな。皿洗いが楽っしょ。さてこのパスタ、出来上がりはまさにアルデンテ。国産の早茹でパスタだと盛り付けて食べるまでに柔らかくなりがちなんよ。でもコレは歯ごたえしっかり。さすがイタリア産って感じ。大満足でござんした。ごちそうさま♪