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コスパ最高
麺のスナオシという社名を初めて見た。製麺会社として100年以上の歴史をもつ老舗らしい。パッケージに水戸発と書いてある。会社所在地が茨城県水戸市。水戸といえば偕楽園と納豆が有名だが自分にとっては海で遊ぶ場だった。以前に埼玉に住んでいた頃、海水浴をするのに大洗海岸まで行ったものだ。この商品はドンキで買った。お値段なんと58円と激安だ。こんな商売してて大丈夫なのかと思ったが、そもそも麺のスナオシは安売り店に商品を卸しているらしい。心配ご無用なわけだ。商品名は「だしがきいてるそば」と思いきや、その後に「だっぺ」と書いてある。商品名に方言を使うとは地元愛に溢れる会社だ。近隣出身者として敬意を表しつついただくとしよう。かやくと粉末スープを入れて熱湯を注ぐ一般的な調理方法だ。待つこと3分、いざ実食。社名が麺のスナオシなのだから麺からいただこう。おぉっ!なかなか美味しい。好きなタイプの麺だ。でも蕎麦にしてはやや太い。モチモチ感があるのでラーメンに適していると思う。そして麺つゆ。東日本風のしっかりした味付けだ。だしもきいている。具材はいたってシンプル。油揚げとわかめ。値段を考えれば当然だろう。水戸光圀の名言に「九分に足らば十分にこぼるると知るべし」がある。人に欲があるのは仕方ないが際限なく求めることは危険であるという意味だ。この蕎麦は光圀の思想につながる1杯とを言えよう。でもやっぱかき揚げをのせたいな♪