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元祖!?『野菜かすてら』!(130gとか90gとか色々あるよ)
なにを隠そうこのわたくし、遠い遠い昔からの一口かすてらフリークスであり、同時に敬虔なる信者であり、また崇拝者でもあります。おそらくですが、人生で一番初めに食べた一口かすてらが、この横山さんの『野菜かすてら』だったと思います。
あれから一体どれだけの月日が流れたでしょうか。食品・お菓子業界は日進月歩で進化しており、事この十数年に関しましてはその発展は目覚ましくて、大手企業のお菓子はもちろんのこと、零細企業のお菓子に至っても、美味くて仕方がないといったレベルにまで達しているのはいうまでもありません。
そんなお菓子戦国時代において、一口かすてらも次々と新手が姿を現して、同様に味・品質の研鑽が進んできました。するとどうでしょうか。ある時から、あんなに好きだった横山さんの野菜かすてらでは、なんとこのわたくしですら、満足できなくなってしまったのです。
久しぶりに食べた時の感想だって…「なんだか食感がよくないな」とか「独特の洋生菓子の匂いがする?」とか「そもそも味が地味?」とか、そんなまるで野菜かすてらを貶めるような、不遜極まりないものだったのです。