【中評価】「100905_スカをひいたときのような脱力感に苛まれる_Nyanco」 「レビュアー」さんの「ニュータッチ　凄麺　鶏塩らぁめん　五代目」についてのクチコミ・評価

100905_スカをひいたときのような脱力感に苛まれる_Nyanco
凄麺は凄い。麺はするっともっちり、しっかりした歯ごたえがあり、時間が経っても伸びにくい。これまで抱いていたカップ麺の常識が覆されました。
子供だましのようなカップ麺が跳梁し跋扈する憂世の現実に辟易していた昨今、凄麺と出会ってからというもの寝ては夢起きては現幻の、常日頃から凄麺のことが頭から離れない身体になってしまいました。
或る時などお客様のおもてなしの昼食に凄麺辛味噌ラーメンをふるまいました。
二人のお客様は無言のまま箸を進めていましたので、きっとあまりの旨さに言葉が出なかったのだと思います。それ以来昼時のお客様への昼食の接待は凄麺に決定しました。
後日談、一旦事務所にお邪魔して昼時になったらうなぎでも御馳走しようと考えていたそうで、いきなりカップ麺が出てきて面喰らったとうれしいクレイムが入りました。
うなぎを喰おうと思ったらカップ麺が出てきて面喰った、と。
麺だけに。
ナンダそれを早く言って欲しかったのにと思ったけど、もうそれはアフターカーニバル。
大事なお客様のおもてなしにも耐えられるカップ麺が凄麺の底力なのです。
殆どのお客様は「旨い」「おいしい」「イケる」と云って絶賛してくださるのが凄麺の底力なのです。
ところが。
この鶏塩らぁめんは残念でした。
カップ麺の基準は、お客様のおもてなしに耐えられるかどうかです。
この鶏塩らぁめんは誠に申し訳ありませんが、当社の判断でお客様にお出しすることは出来ないと決定致しました。
ふいの昼時のお客にも対応できますように、現在凄麺シリーズのストックは豊富にあります。
仙台辛味噌、ねぎみその逸品、味噌カレー、この3品が現在の定番です。
ところが。
この鶏塩らぁめんは残念でした。
具のボリュームは論外としてスープと麺のバランスがいまいちでした。
スープが絶妙であれば素ラーメンで堂々と勝負できるのですが、素ラーメンでは耐えられないでしょう。かといって具のボリュームを増して豪華に見せかけたとしてもベースのスープの薄っぺらさは粉飾できない。
この価格では気軽なスナック感覚で食べたいとも思わないし、たとい100円以内で売られていたとしてもこの鶏塩らぁめんは買わないです。
期待していただけに残念。