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鬼を退治せよ!
日清から節分に合わせた新商品が発売された。その名も「日清のどん兵衛 赤鬼紅生姜天そば」だ。パッケージは濃いピンク色で塗られ紅生姜天という文字とともに赤鬼が描かれている。ものすごいインパクトだ。なかなか手強そうじゃないか。実際この商品の出現を知ってから様々な食品店舗を探索したが発見には至らなかった。ついに突き止めた鬼の棲家はローソンだった。そして鬼が姿を隠している丼を持ち帰り、いざ退治すべく向き合ったのだ。退治の作法は通常と同様。フタを開け鬼避けの粉末を入れる。古来から伝わるというこの粉末は藤の花から作られたものだろうか。熱湯を注ぎ3分待つ。真っ赤な紅生姜天をのせれば準備万端だ。この紅生姜天こそ鬼の化身だと言われている。全集中の呼吸で挑まなければならない!この割箸は伊達じゃぁない。間伐材の端材を使用して作られたものだ。木々の密集を解消し森林の奥まで日光を届けるのに役立つ。まさに鬼退治に最適な武器なのだ。箸の先で紅生姜天をツンツンと突いて割る。これが麺の呼吸 壱ノ型「箸先突割」なのだ!えいーっ!バリバリッ!紅生姜天は破壊され、麺つゆに浸され柔らかくなった。こうなりゃこっちのもん。蕎麦と一緒に美味しくいただいたのである。ワハハ。うまい!うまい!こうして鬼退治は完了した。さてこの紅生姜天、どん兵衛天ぷらそば同様、あとのせサクサクだ。本物の香りには及ばないが、紅生姜らしい辛味が十分に感じられる。その辛味のおかげで天ぷらがスッキリといただけるのだ。節分に鬼退治気分でいただく天ぷらそばなんて面白い商品じゃないか!(食レポふざけすぎかも...)