6
地元に居ながら知らなかったお茶
この「伊勢かぶせ茶」を飲んで今までの飲んでいたお茶と違うことに驚いた。まずお茶独特の渋みが無く、ほのかに甘みがある。しかも飲んだ後に残る独特の味が妙に癖になる。
地元に居ながら「かぶせ茶」の名さえ知らなかったが、確かにお茶畑に黒いシートを見かけることがあった。縁あって茶業組合の行事で「すすり茶」というお茶を頂いたが経験したことのない味で感動してしまった。お湯の温度も70℃程度で茶碗3杯に分けて注ぎ、お茶を出し切るという方法でお茶を入れると渋みが少なく甘みが出るそうで、そうやって入れたお茶と、伊藤園の「かぶせ茶」が良く似ている。
今はもう他のお茶は飲めない。